スクロール表示

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概要

lessコマンドは、長いファイルの内容を確認する時にスクロール表示で確認できます。

less
ディレクトリ階層とテキストの中身

dir
└─ sample.txt

【dirディレクトリにいる場合】

[tomoji@10moji-blog.com dir]$ less sample.txt

【開いたファイル内を表示(スクロール移動可能)】

====================
開いたファイル内容省略
====================

操作方法

移動

lessコマンドでファイルを開いた後に、ファイル内を以下のキーで操作できます。

ファイル内の移動操作

【ファイルを開いた時】
※移動キーなどを押すと末尾にコロン表示行が現れる

====================
開いたファイル内容省略
====================
:
キー説明
j一行進む
k一行戻る
d半ページ進む
u半ページ戻る
f一ページ進む
b一ページ戻る
g先頭行に遷移
G末尾行に遷移

検索

lessコマンドでファイルを開いた後に、文字検索をするためのキーになります。

ファイル内検索

【ファイルを開いた時】
※移動キーなどを押すと末尾にコロン表示行が現れる

====================
開いたファイル内容省略
====================
:

【検索時に%を入力】
※カーソルから先頭に向かって検索

====================
開いたファイル内容省略
====================
&検索したい文字

【検索時に/を入力】
※カーソルから末尾に向かって検索

====================
開いたファイル内容省略
====================
/検索したい文字
キー説明
n合致した次の文字位置に進む
N合致した前の文字位置に戻る

ファイルから抜ける

ターミナルなどのコマンド入力画面に戻る操作になります。

キー説明
q終了

オプション一覧

オプション説明
-N行数確認
-M現在位置表示
-S折り返しせず表示

-N

ファイル内に行数を表示するオプションになります。

less -N
[tomoji@10moji-blog.com dir]$ less -N sample.txt

【開いたファイル内を表示】

  1 これはサンプルです。
  2 これはサンプルです。
  3 これはサンプルです。
  4 これはサンプルです。
  5 これはサンプルです。

-M

ファイル内の現在位置を示します。

less -M
表示意味

ファイル名 表示行数/ページ行数 表示位置

[tomoji@10moji-blog.com dir]$ less -M sample.txt

【開いたファイル内を表示】

498 これはサンプルです。
499 これはサンプルです。
500 これはサンプルです。
501 これはサンプルです。
502 これはサンプルです。
sample.txt line 498-502/1000 50%

-S

ファイル内を表示している情報を示します。
※デフォルトは行を折り返す

less -S
[tomoji@10moji-blog.com dir]$ less -S sample.txt

【開いたファイル内を表示(折り返さない)】

これはサンプルです。これはサンプルです。これはサンプルです。これはサンプルです。これはサンプルです。これはサンプルです。これはサンプルです。これはサンプルです。
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